ダイビング後すぐに飛行機に乗れる?~着陸前?着陸後?どっちなら大丈夫?~
こんにちは(^^♪
最近日曜ドラマのVIVANTにはまっているゆきおです☆
日本と海外を行き来するシーンが多く、飛行機の搭乗シーンもたびたび出てきます。
VIVANTではダイビングシーンはありませんが、私たちダイバーは飛行機を使った旅行先でダイビングをする事もありますので、今日はダイビング後に飛行機に乗るには注意が必要というお話をさせて頂きます☆
ダイビングをする時、自分が住んでる地域であれば車移動でダイビングサービスまで行けますが、県外や海外に行く時は、飛行機を使っての移動になる事もあります。
私たちのお店でも沖縄ツアーや海外ツアーになると、飛行機を使って移動します☆
その時に注意しないと行けないのが、ダイビング後の飛行機に乗る時間になります。
【ダイビングを終えたあと、すぐ(当日)に飛行機に乗ってもOKなのか?】
ダイビング後すぐに飛行機は乗れません。
ダイビング後すぐに飛行機に乗ってしまうと、減圧症という病気にかかる恐れがありますので、ダイビング後すぐには飛行機には乗れないというルールがあります。
【減圧症とは??いったいどういう病気?】
私たちダイバーは水中で、シリンダー(空気の入ったタンク)から高圧の空気を呼吸すると、空気中の窒素がダイバーの体の中に溶け込みます。
※シリンダーの中は空気になりますので、酸素と窒素から出来ております。
この窒素は、水深が深ければ深いほど、時間も長ければ長いほど、体に多く吸収されます。
体に溶け込んだ窒素が、浮上する事によって、体内で気泡化されます。
通常の速度で浮上すれば窒素は呼吸で排出されますが、浮上速度が早ければ気泡となってしまいます。
※深すぎる水深や潜水時間が長くなると窒素が限度を超えて通常の浮上でも排出されません。
ダイビング後に飛行機に乗るという事は、高圧から一気に気圧の低い場所(山や飛行機は気圧の低い場所)に行くという事は、浮上速度が速すぎるのと同じ状態になるので、減圧症になる恐れがあります。
【減圧症の症状・処置】
減圧症になると、頭痛やめまい、皮膚のかゆみ、四肢の痺れ、麻痺、発疹などがあり、人によって、症状が軽い、重いなどで、でかたは違ってきます。
このような症状が出たら、すぐに病院に行くしかありません。
治療法としては再圧タンクに入り、再圧治療をするしかありません。
再圧タンクが置いている医療機関も少ないですし、減圧症の症状がひどい場合は後遺症が残る可能性もあります。
【どれくらいの時間を空けたら飛行機に乗れるのか?】
少し怖い内容をお伝えしましたが、きちんとルールを守れば安全に楽しくダイビングが楽しめます。
ダイビング後、飛行機に乗れるのは最低でも12~18時間空けるよう言われております。
BSACマニュアル上であれば24時間空けましょうと記載しております。
↑の12~18時間というのも潜った深さや時間によって変わってきますので、ダイブコンピューターがない方は24時間空けるのが安全です☆
【飛行機に乗れる時間も分かる!!安全管理の道具ダイブコンピューター】
ダイビングで使う道具の中にダイブコンピューターというものがあります。
ダイビング中の時間や水深の管理をしてくれたり、ダイブプランを立てれたり、浮上速度が速い時もアラームでお知らせしてくれます。
そして、飛行機搭乗時間も教えてくれるのです!!あと何時間で飛行機に乗って良いのかもわかる機能がついているので、ご自身のダイブコンピューターを持って、ダイビングするのが安全です☆
【到着後のダイビングはOKなのか?】
旅行初日、飛行機到着後のダイビングは窒素が体に溜まっていないので、到着後のダイビングはOKです☆
ダイビングショップにもよりますが、午前中に到着便であれば、2泊3日のツアーの初日と2日目はダイビングをして、3日目は観光というプランが組めます☆
【まとめ】
ダイビング後すぐに飛行機に乗ると減圧症になる恐れがあるので、ダイブコンピューターのない方は安全の為、24時間空けましょう。
ダイブコンピューターのある方は乗っても良い時間を確認しましょう☆
飛行機を使ってダイビングツアーに行く前に、搭乗時間に余裕のあるプランを立てましょう☆
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