見る目かわるな~。クマノミの変な生態!
こんにちは。
年の瀬ですね~
だけどみんな焦らず行こうや、今年が終わるなんて
ただ地球が太陽の周りを一周しただけの話よ😉
そう自分にも言い聞かせてます、さくらです。
最近面白いニュースをみました。
「富や資源の世代間相続が動物界にも広く存在する」
ということがUCLA(アメリカのカリフォルニア大学ロサンゼルス校)の
研究で明らかになった。というニュース。
つまり、自然界の動物たちにも
「親のコネ」というものが存在しているといこと。
例えば、キタリスの親が蓄えていたどんぐりとか松ぼっくりを子供に譲り渡したり、
ハイエナの一種は母親から社会的地位を受け継いで
食料を優先的に食べられるなど、マジで親のコネですよね🥺
野生に生きる動物たちはみんな平等で
強い奴だけが残る弱肉強食の世界だと思ってたけど
もともと貧富の差があるんかい、とおもいました。
で、私たちダイバーがよく見るクマノミちゃんも
バッチリ親のコネで生きてました😉
一番安全で大きなイソギンチャクに隠れられる権利を
親から継承しているそうです。
このイソギンチャク、親のコネで住めてます。
それを踏まえた上で見るとなんだか面白いですよね🤣
面白くてクマノミの事調べたら変な生態すぎたので
今回はクマノミの生態についてのブログです!笑
何気なく見てるものでも、事前情報があると
面白く見えることにきがついたので、それをみんなに共有したいなって思いました!
映画で有名になったので、見た目はみんな馴染みがあるかと思います🐠
もうちょっとニモのこと知りましょう!
主な生息地:インド洋から太平洋にかけて
大きさ:最大でメス10㎝・オス15㎝くらい
寿命:約10年!
種類は全世界で30種類ほど🤔
日本にはその中で6種類が生息してます。
九州では佐賀県の唐津の海でも見られますが、
クマノミは冬を越せない死滅回遊魚なので冬には亡くなってしまいます。
ああ😥
でもここ最近は地球温暖化によって海の温度も上がり、
冬を越せないクマノミが繁殖もして、冬を越せちゃうようになっているのです。
そういった環境破壊を目の当たりにするのもダイバーの宿命ですね。
子供クマノミ可愛い。。
クマノミの住処はイソギンチャクで、
まさに親からコネでもらう住居です。笑
イソギンチャクの触手には毒があることが有名ですが、
なぜ共生できるのかというと、
クマノミの体には得意別な粘液で覆われていて、毒が効かないのです!
クマノミはイソギンチャクに隠れることによって他の捕食者から身を守り、
イソギンチャクはクマノミの食べ残しを食べることができるし、
クマノミが動き回ることによって体の汚れが取れて、身体を綺麗に保てます。
まさにWIN-WINの関係にあるのです✌✌
「「WIN-WINです!」」
これもめっちゃ不思議な生態🤦♂️
クマノミはオスでもメスでもない状態で生まれてきます。
それから環境次第で性別が決まるのですが、
大体がオスになります。
クマノミはグループを作って暮らしますが、
その中で一番大きく育った子がメスに性転換します🚺
そして二番目に大きい子と結婚して子どもを産みます。
つまり、群れの中でメスは一匹だけ!
ばり大変ですね!!
だけど、死んでしまったり、何かあってメスがいなくなったら…
なんと二番目に大きかったオスが性転換をしてメスになるのです😮😮
どうしても子孫を残す、というすごい生態ですね🐠💨
産卵中のトウアカクマノミです👆
さらにこの卵をパートナー以外のオスが世話したりするらしくて、
自然界ではとっても珍しい行動なんです!
クマノミ、やっぱ変すぎて面白い、、、、、。
どうですか?
実はこんな変な特徴をもったクマノミを
そういう目で見たくないですか?笑
こうやって事前に情報を知るだけで、めっちゃ面白くなりません??
これから大きなイソギンチャクに住むクマノミを見る時は
どうせ親のコネだろ~!って思いながら見てくださいね🤭
クマノミが見れるツアーもあるので
是非こちらからチェックチェック👌👌