サンゴって何??ダイビングをしているからこそ分かる事。
こんにちは!さくらです!
海の生き物の数はおよそ1000万種類以上いて、まだまだ分からないことも多いそうです。
陸上の生き物の数150万種類と比べると、ものすごい数ですよね。
その海の生き物の一つである「サンゴ」について今回はフォーカスを当ててみようと思います🏝
ダイビングをしていたらよく見る機会はあるけど
詳しく知ることでもっと愛着が湧くと思います✨
そもそもサンゴって生き物なの?植物じゃないの??
わたしも最初は植物の一種だと思ってたんですが
サンゴは刺胞動物で、クラゲやイソギンチャクの仲間なんですって!
だから手を触れてしまうとかゆくなったりかぶれてしまったりします。
綺麗だから思わず触ってしまいそうになるけど注意が必要ですね。
サンゴの中にも種類が多くあって、
範囲を広げてテーブル上や枝状にサンゴ礁を作る造礁サンゴと
単体でゆっくり成長する非造礁サンゴがいます。
サンゴを細かく見てみると、小さなイソギンチャクのような本体(ポリプ)が
沢山詰まっています。
このポリプちゃん達が石灰質の骨格を作っています。
そして長い時間をかけて、環境に合わせた形で成長するわけです😌
だから、大きいサンゴほど昔からずっとそこにいて生きてるってわけですね。
長崎県の五島列島にあるオオスリバチサンゴは
ダイバーによって10年前に発見されたサンゴで、日本最大級の大きさ。。
その大きさはなんと、直径約16mで、高さは6m。
この大きさになるためには1000年も要するとの事。。
ものすごい年月ですよね、まじかで見た時はその歴史を目の当たりにした感じで
とても感慨深かったです🥺✨
サンゴはどうやって成長する?サンゴが豊富なことでどんな影響があるのか!
サンゴは動物だということが分かりましたが、なにを栄養にしてここまで大きく成長していくのか。
先ほど説明したサンゴ本体のポリプには、イソギンチャクのような触手が付いていて、
その触手を伸ばして水中のプランクトンを捕食しています。
それと同時に、サンゴの体に住まわせた褐虫藻といれる藻類が
光合成をして作った栄養を分けてもらっています。
褐虫藻はサンゴに住まわせてもらう代わりに、光合成で得た栄養を分け与える
WINWINの関係なんですね😌☀
しかし、近年は地球の温暖化でサンゴが死んでいき、保全活動が行われています。
なぜサンゴを守らなければならないのか。
サンゴに住んでいる褐虫藻が行う光合成は、地球上の二酸化炭素を吸収して
酸素を作り出す働きをしています。
つまり呼吸をいるんです😌
サンゴの二酸化炭素率は陸上の植物たちよりも多くの働きをしています。
そして、吸収した二酸化炭素から出る栄養をすべてもらうわけでなく
半分くらいは体外に粘液として排出します。
その粘液は魚たちの餌になり、魚たちはそこを住処にしています。
また、魚たちは身を隠すためにもサンゴの中で暮らします。
魚たちが増えればそれを餌とする生き物たちも生きやすく
それを食べる人間も生きていけます。
サンゴは、私たち人間も含め地球上の生態系に大きく関わっているので
守っていかなければなりません。
しかし、地球温暖化で海の温度が上昇することによって
サンゴに住む褐虫藻がいなくなりサンゴが白化する現象が多くなっています。
サンゴが白化すると栄養がいかなくなり、やがて死んでいきます。
一度白化したサンゴが再生するのはなかなか難しいとされています。。
海水温の上昇の他、
生活排水による水質汚染、釣り人による被害やゴミの放棄など、、
サンゴにとってストレスを与えているのは残念ながら人間なのです。。。
私たちダイバーの特権は、綺麗な景色を見れることだけでなく
この現状を目の当たりにできる事です。
ダイバーにしか気が付けないこともあると思うので
海で見つけたゴミは持ち帰るとか、そもそもゴミが出るようなものをもっていかないとか
できる事はしていけたらいいですね!
楽しくダイビングをするためにも、たまにはしっかりと環境について考えることも大事です🤲🌎
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